どうでもいいことですが、思い立ったので載せることにします。
ソースによれば、2010/4〜2011/3までの国内トレーディングカードゲーム(TCG)市場の規模は
はー、全然想像もつきません。
ちなみに2009年のラノベ市場がおよそ300億なので、ラノベの倍以上であることは変わりありません。なんのこっちゃ。
そんな大規模であるはずのTCGですが、昨今はかなり変化しています。
端的に言えば特定の年齢層に焦点を絞る戦略が横行しているんです。
もともとアニメや漫画とのコラボが基本であったのですが、ほんの4,5年前はあのムシキングに代表されるアーケード方式のカードゲームが席巻しました。といっても流行ったのはムシキングや女子向けのラブ&ベリーくらい。それらもいまでは見ることはありません。
すると今度はガンバライドなどに代表される「特撮などの企画と連動したTCG」をメーカーはだしてきました。知っている人は知っているでしょうが、大規模とは言えないまでも結構流行っています。大人が子供に負けじとメダルやカードを所有していることは当たり前の世の中です。変身ベルトで稼いでいた時期よりもメーカーにとっては楽になっているはず。
閑話休題。
TCGの様相はテレビとの連動でより幅が広まっています。
けれど、そのアニメや特撮はえらいことになっています。
2011年現在、トレカを題材にしたアニメは少なくとも4本。「遊戯王」「デュエマ」「バトスピ」「ヴァンガード」。特に遊戯王とデュエマは古参でありながら中身は随分大人しくなっています。遊戯王はZexalになってから基本ルールを劇中で語るなど初心者向けの番組に様変わり。主人公は最年少の中1。もはや5D'sの熱いストーリーは難しいです。
逆に特撮ではディケイドなどから始まった「昭和の特撮ヒーローの復活」がはやりです。
見てわかるようにお父さん世代を取り込もうとしています。今まではイケメンを増やしてお母さんをゲットしていました。うん、これで特撮は家族の番組です。
こうなった理由は簡単。
世代交代。
トレカ市場は一巡しています。もうネタは出尽くしています。あとはその焼き直し。つまり、「初めてTCGに触れるお子さんをターゲットにしないとやっていけない」んでしょうね。ポケモンカードに熱中していたお子様は20台なかば。少し上の人なら小学生のお子さんだっていますね。仮面ライダーなどがお父さんを釣っているのは、『お父さん→子供』という流れを特撮はより組みやすいからでしょう。
ここに来て各社がいろんな形でTCGをつくっているのは、昔よりもTCGの販路が拡散していることと、それにともなう拡散防止策の両方なんでしょう。
ますますTCGはキャラゲーになっていきます。でもそんなものでしょう。戦略性の有無は消費者が考えることではありません。
こうみるとカードってすごく題材にしやすいものなんですね。
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