遊戯王に限らずTCGではカードの管理というのはとても大変です。たとえコレクターでなくても、カードが1000枚を超える人は珍しくありません。遊戯王の場合、1種類のパックを一箱買うだけで150枚増えます。これを毎月繰り返せば保有数は激増。さらにDTをたくさん回す人はもっと増えるでしょう。今月の私もそうでした。
単純に考えて、いらないカードは売るのが適切です。しかし、そのためにはどんなカードがどれくらい有るのかを把握しておく必要があります。これはデッキ構築でも重要です。必要なカードが本当に手元にあるかどうかを把握しておかないと、いざ作るときに困ってしまいます。そのための棚卸はTCGプレイヤーには不可欠です。
本題に入ります。
どうやってカードを効率的に管理すればいいのか?
1)すべてを一箇所にまとめて管理する
2)デッキとその他のカードを混ぜない
端的に言ってこれだけです。大事なのは分類よりもどこに何があるかを直感的に理解できる状況にしておくこと。よく使うカードなどは手前にするなどの工夫をし、デッキとその他を混ぜなければ日常生活で困ることはまずないでしょう。
カード管理というと厳密な分類が必要と思う人がいますが、実はそうではありません。分類しても結局デッキ構築の際に崩れてしまいます。新しく買ったカードがあれば、また分類しなおさなければなりません。小売店での在庫管理ではないのですから厳密にすることに大した意味はありません。
『あのカードはたしかこのあたり』
程度の認識さえあれば整理は自然と出来ます。効率的=時間をかけない、ということ。探す時間を削るためにその何倍も整理に時間を費やすのは無駄です。
ただし、分類することが全部無意味ではありません。以下にカードの分類法を書きます。
A) 50音順
B) カードの種類(モンスター・魔法等)
C) 日付
D) 重要度
おすすめは『日付順』です。分類は面倒でやっかいです。しかし時間は裏切りません。仕切りやデッキケースに購入した日付などを書いておけば、ある程度の推測をつけることはたやすいものです。これは多くの整理法などに乗っている時間管理法によるもので、広く一般的なものです。時間のない人程有効ですし、そうでない人や飽きっぽい人にも薦めます。
2番目には、重要度順。
デッキや売買・トレードなどに使えそうなカードをピックアップすればその中で整理することになります。全部のカードを管理することに比べればずっと楽です。
逆に最も面倒なのは50音順や種類による分類。これは棚卸などでは一番重要ですが、普段からする意義が最も薄い分類法です。全部を並び替えるだけでも1日仕事ですから。それをずっと維持するのは気の遠くなる話です。
種類による分類にはもっと大きな弊害があります。「どんな方法で分ければいいのか」がわかりにくい点です。遊戯王ならばモンスターには種族や属性、特定のカテゴリーなど様々な方法で分類ができます。するとどれがいいのかが直感的にわからず、探すときにも苦労します。
カード管理は人それぞれ。すべてを徹底的に管理したい人もいるでしょうが、基本的に「どこに何があるか、なんとなくわかっている状態」であれば十分だと私は思っています。ただし、棚卸は1回くらいするべきです。1年に1度くらいはすべてのカードを引っ張り出してエクセルなどに数量などを記入しておくことも決して悪くはないでしょう。
終わり
【次回予告】
《No.61 ヴォルカザウルス》について