考察:《E・HERO エアーマン》 | ルールの世界地図 遊戯王情報ブログ -Book of Rules for Yugioh-

ページ

2012年1月23日月曜日

考察:《E・HERO エアーマン》

このエントリーをはてなブックマークに追加

(c) .foto project

エアーマンは、【HERO】では決して外すことのできない万能サーチャーにして除去要員です。けれどその使い方はいまいち理解されていません。

《E・HEROエアーマン》
効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、 次の効果から1つを選択して発動する事ができる。

  • 自分フィールド上に存在するこのカード以外の 「HERO」と名のついたモンスターの数まで、 フィールド上に存在する魔法または罠カードを破壊する事ができる。
  • 自分のデッキから「HERO」と名のついた モンスター1体を手札に加える。

何がサーチできるのか

HEROと名のつくモンスターであればいいため、《E-HEROマリシャスデビル》や《D-HERO Bloo-D》などもサーチ対象になります。また、最近では《E・HEROバブルマン》を投入する比率が高まっているために、エアーマンのサーチの幅は更に広がったと言えます。

ただし、最もサーチされるカードが《E・HERO アナザーネオス》であることはいうまでもないでしょう。自身よりも攻撃力の高い下級モンスターを手札に加えられるという効果から、エアーマンが制限で居続ける理由もうなずけます。

魔法・罠カードを破壊する効果はどうやって処理するのか

まず、エアーマンの誘発効果の発動時には「サーチ効果を使うか、破壊効果を使うのかを選ぶ」だけです。破壊効果を選んだとしてもその時点では何を破壊するのかは決定しません。つまり、エアーマンの効果はすべて「対象を取らない効果」だといえます。

そして、魔法・罠を破壊する効果は効果解決時のHEROの数だけ選択します。
例えば発動時にはエアーマン1体しか存在しなくても、チェーンしてリビングデッドの呼び声などで他のHEROを特殊召喚すれば、効果解決時にはHEROが2体になっています。よってエアーマンはフィールド上のカードを2枚まで破壊できるのです。

さらにエアーマンは裁定によってカードを「0枚」破壊できるとされています。

つまり、フィールド上に複数のHEROが存在しても、相手はスターダスト・ドラゴンやスターライトロードなどの破壊無効カードを発動できないのです。
なぜならば、エアーマンは「破壊しないこともできる」ために破壊が不確定な効果として扱われるためです。

また、トリシューラと同様の対象を取らない効果であるため、破壊するカードは効果解決時まで決定されません。よって、相手がエアーマンの効果にチェーンして奈落などを発動しても、エアーマンはそれ以外のカードを破壊すれば無駄がありません。

まさに後出しジャンケン。小型のトリシューラです。

0 件のコメント:

コメントを投稿