いつのまにかスタダの無効化に関して変わった部分があるようです。ただし、これは公式裁定ではなくあくまでもwiki情報なので確定ではありません。お気をつけて。
結論として「スタダはシュレディンガーの猫だった」のです。その詳細は後述。
1:さて、何が変わったのか。
簡単にいえば「魔法・罠カードの発動を無効にして破壊」するものを破壊できなくなったのです。
えー。
はい、大幅な劣化です。今まではカウンター罠などにチェーンできなかったり、破壊が不確定な効果(スナイプストーカー等)を無効にできない程度でした。けれどこれからはそれ以外のカードにも反応できなくなったようです。
2:具体的に言うと、
《真六武衆-シエン-》《ナチュル・ビースト》《ナチュル・パルキオン》《神光の宣告者》《剣闘獣ヘラクレイノス》《機皇帝ワイゼル∞》《ホルスの黒炎竜LV8》《超魔導騎士-ブラック・パラディン-》
これらは魔法・罠のカードの発動を無効にして破壊します。
逆に、これからも無効にできるカードとしては
《王宮の弾圧》《スターライト・ロード》
などが挙げられます。
これらは「効果を無効にして破壊」とあり、カードの発動を直接無効にしてはいないからです。
3:では本題。なんで無効にできなくなったのか。
単純に言えば「発動を無効にして破壊する場合にはフィールド上のカードを破壊することにならない」ためです。今まで、神光の宣告者の破壊効果を無効にできたのは魔法・罠カードを発動した時点で、それがフィールド上のカードとして扱われたからです。
しかし、ここで矛盾が生じます。大嵐の発動を宣告者が無効にした場合、その大嵐は発動を無効にされたので「フィールド上に出なかった」という扱いになります。よって宣告者はフィールドに出る前の大嵐の発動を無効にするために効果を発動した、ということになります。
今までのスタダの裁定では大嵐にチェーンした宣告者を無効に出来ました。でも前述のように大嵐はフィールド上のカードではありません。つまり、今までスタダはフィールド以外のカードの破壊にも対応してきたことになります。出張サービスですね。
4:しかし、ここでさらに問題が。
大嵐が発動時にはフィールド上のカードではないのならば『サイクロンで発動した大嵐を対象にできない』という現象が生まれます。サイクロンはフィールド上のカードを対象にするカードですから、これはいけません。
ここからは推測です。
おそらく、大嵐の発動時には「大嵐はフィールド上にもフィールド以外にも存在するカード」として扱われるのでしょう。
チェーン1)大嵐
チェーン2)宣告者
チェーン3)サイクロン →対象を大嵐
これら一連のチェーンは可能です。でもチェーン2の段階では「フィールド以外のカードを破壊」する効果なのに、チェーン3ではフィールド上のカードをしてしてサイクロンは発動しています。
『大嵐は観測されるまでフィールドにいるかどうかはわからない』というシュレディンガーの猫の思考実験が当てはまります。
胸熱ですね。
5:この裁定がどういう経緯で発生したのかは定かではありません。しかし、コナミがシンクロモンスターの弱体化とエクシーズの相対的な強化を図っているのではないか、という指摘はもっともな話です。
さて、公式裁定で出ることを期待しましょう。また、今後の公式ゲームでどんな動きをするのかも見ものです。
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