
オベリスクの効果がわかりづらいのは以前に説明しました。
その中でよくある誤解として、「召喚に成功した時〜発動できない」という効果をあらゆるカードの発動を永続的に無効にする効果であると勘違いしている人が目立ちます。
召喚に成功したターンには相手は何も発動できない?
Q: 相手はオベリスクが存在する限り魔法・罠・効果モンスターの効果は発動できないということですか?また、この発動できないというのは召喚したターンだけですか?
A: いいえ、オベリスクのこの効果は召喚に成功したタイミングのみ適用される永続効果です。召喚成功時のタイミング以降であれば、相手は魔法・罠カード等を発動できます。
オベリスクには『召喚に成功した時、魔法・罠・効果モンスターの効果は発動できない』という効果があります。これをサイコショッカーのような永続効果だと思う人が度々存在します。A: いいえ、オベリスクのこの効果は召喚に成功したタイミングのみ適用される永続効果です。召喚成功時のタイミング以降であれば、相手は魔法・罠カード等を発動できます。
しかしこの効果は単純に奈落や激流葬といった召喚成功時に発動できるカードを阻止するのが目的です。それ以外、例えばバトルフェイズ等、での発動を阻止することはできません。
オベリスクにミラーフォースは効くのか
このカードは魔法・罠・効果モンスターの効果の対象にできない
魔法・罠カードやモンスター効果には様々な種類があります。その分類の1つが「対象を取るか取らないか」です。
これはつまり、「ある特定のカードを指定して発動するかどうか」ということです。
例えばサイクロンは対象を取るカードです。
サイクロンはフィールド上の魔法・罠カード1枚を発動する時破壊する対象に選択するためです。
対称的にブラックホールは対象を取りません。
これはブラックホールがフィールド上のモンスターをすべて破壊するカードであり、発動時にどれを破壊するかを選択しないからです。
その証拠に、ブラックホールの発動後にリビングデッドの呼び声などを発動すると、ブラックホールの処理時に特殊召喚したモンスターまで一緒に破壊されます。ブラックホールの発動時には存在しなかったモンスターまで破壊されるということは、ブラックホールが破壊する対象を発動時に選択していないことを意味します。
本題です。
オベリスクは効果の対象にはできません。これはつまり、対象を取るカードはオベリスクをその効果の対象に選択できないということです。
例えばサンダーブレイクは対象を取るカードですから、サンブレはオベリスクを対象に発動することができません。
しかし対象を取らない効果には無抵抗です。
オベリスクは対象に取れないだけで、直接的な破壊耐性はありません。よって、ミラーフォースやブラックホールなどの対象を取らない効果にはあっさり破壊されてしまうのです。
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