エンジェルO7とモンスター効果の発動 | ルールの世界地図 遊戯王情報ブログ -Book of Rules for Yugioh-

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2012年2月3日金曜日

エンジェルO7とモンスター効果の発動

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※この章は書きかけです。

エンジェルO7(えんじぇるおーせぶん)と超古代生物の墓場から効果の発動というのがどういうことかを説明します

《エンジェルO7》

このカードの生け贄召喚に成功した時、 このカードは以下の効果を得る。
●このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 効果モンスターは効果を発動できない。

《超古代生物の墓場》

永続罠
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 フィールド上に表側表示で存在するレベル6以上の 特殊召喚したモンスターは攻撃宣言をする事ができず、 効果を発動する事もできない。

文字通りの意味です。例えば、《ならず者傭兵部隊》の効果を発動することはできないので、発動コストである自身のリリースすら行えません。そしてエンジェルO7も超古代生物の墓場も永続効果ですので、フィールド上に効果を維持したままあるかぎりはあらゆるモンスターは効果の発動宣言が行えません。

既に発動宣言したモンスター効果は無効にできるのか

結論から言えばできません。オーセブンが無効にするのはあくまでも「効果を発動宣言すること自体」です。発動を無効にしたり、効果自体を無効にすることは不可能なのです。

例題1

相手のバトルフェイズ。相手の銀河眼の光子竜が攻撃宣言時に除外効果を発動。これにチェーンして自分は血の代償を発動し、場の2体のモンスターをリリースして手札のエンジェルO7をアドバンス召喚。この時、銀河眼の光子竜の除外効果はどうなりますか?
また、超古代生物の墓場をチェーン発動した場合はどうなりますか?

回答1

その場合、エンジェル07の永続効果は銀河眼の光子竜に影響しません。銀河眼の光子竜の除外効果は既に発動されているためです。超古代生物の墓場も同様であり、また既に行われた攻撃宣言を取り消すこともできません。

解説すると状況は以下のようになります


チェーン1:銀河眼の光子竜
チェーン2;血の代償(場には2体のモンスター)

血の代償の効果でモンスター2体をリリースしてエンジェルO7をアドバンス召喚。同時にオーセブンの「効果モンスターは効果の発動ができない」という永続効果が適用。
銀河眼の光子竜は既に効果の発動をしているのオーセブンの影響を受けず、自身と攻撃宣言したモンスターを除外する。


「モンスター効果の発動」の意味を取り違えている人は、この説明を十分に理解できません。あるいは、理解しているつもりでもいざ自分で説明しようとすると支離滅裂になります

オーセブンは発動宣言を行わせない永続効果です。では、効果の発動を無効とは何が違うのでしょうか?

モンスター効果の発動を無効にする代表的なカードに《天罰》があります。天罰は発動したモンスター効果に直接チェーンを組み発動、効果解決時にチェーンしたモンスター効果の発動自体をなかったコトにして破壊します。

ここからわかるように、「発動を無効」にするためには、その発動したものに対して直接チェーンを組む必要があります。しかし、オーセブンは永続効果ゆえに何かにチェーンすることはできません。つまり、永続効果では発動を無効にはできないのです。

わかる方もいると思います。なぜ、効果解決時に「発動」という言葉を使えないのかを。

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